竹の子

竹の子について少し


中国が原産のイネ科の植物で、竹の子供と言う意味でこの名前がついたとか。
日本では普通、たけのこといえば孟宗竹(もうそうちく)のことを指すことが多いです。

漢字の「筍」は10日(旬日)で竹になるという、成長の早さを表したものといわれています
日本への伝来には二通りの説があるそうです。


○京都の寂照院(長岡京市海印寺明神前31)の院主が、 
宇治の黄檗山万福寺(京都府宇治市五ヶ庄三番割34)の管長が 
唐から持ち帰ったものを貰い受け、1700年頃に植えたという説


薩摩藩主21代吉貴公が琉球から2株を鹿児島の磯公園に1736年に移植したという説

孟宗竹の孟宗の由来は 孟宗と言う孝行息子が病気の母親のために厳冬のさなか竹林に入って
筍を探し、その孝行の徳によって筍を掘り当てたという、中国の有名な故事からきているそうです。


孟宗竹(もうそうちく)
九州・四国から静岡・千葉・北陸。大きく肉厚。実は白く、柔らかい。
えぐみは少なく、ほのかに甘い独特のうまみと歯ぎれがある。


淡竹(はちく)
本州南部、九州。肉質が薄く、やや黄色みを帯びている。
味は苦みは少ないが淡白。


真竹(またけ)
関西、特に京都に多い。肉質はやや硬く、筋ばった感じ。苦みがあり、あくも強い。


根曲がり竹(ねまがりたけ)
東北地方の山菜として出される細いもので、ほとんど水煮缶に加工。別名「姫竹」。